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2025-11-18

【2025年版】歯磨き粉のおすすめ10選!歯科衛生士が教える「悩み別」の選び方

本記事では、歯磨き粉が多すぎて選べないという方に向けて、選び方のポイントとドラッグストアで買えるおすすめ商品を紹介します。

「歯磨き粉って種類が多すぎて選べない」

「結局、いつもと同じものを選んでしまう」

歯磨き粉選びで、こんな悩みを抱えたことはありませんか?

歯磨き粉の選び方のポイントは、ランキングや人気ではなく、ご自身の「お悩み」を解決できる有効成分が配合されているかです。

この記事では、歯磨き粉の選び方のポイントや研磨剤・発泡剤の役割、市販のおすすめ商品10選を紹介します。

歯磨き粉選びはランキングより「悩み解決」が最優先

多くのメディアで紹介されている「歯磨き粉おすすめランキング」。もちろん参考にはなりますが、大事なのは、その歯磨き粉があなたの悩みを解決してくれるかどうかです。

例えば、ランキング1位のホワイトニング歯磨き粉も、歯周病に悩んでいる人にとってはベストな選択とは言えません。

流行りや人気に流されるのではなく、お口の状態と向き合って、それに合った成分が配合されたものを選ぶことが大切です。

歯磨き粉選びの「3つの基本軸」

お店で歯磨き粉を選ぼうと思っても、何から見ればいいのか分かりにくいですよね。パッケージのデザインやキャッチコピーに惑わされることなく、たった3つの基本軸さえ押さえておけば、自分に合ったものが見つかります。

軸①:悩みを解決する「有効成分」

むし歯になりやすい、歯ぐきが気になる、歯の着色汚れを落としたいなど、お口の悩みは人それぞれです。

歯磨き粉を選ぶ際は、まずご自身の悩みに合った「有効成分」が配合されているかを確認することが大切になります。製品パッケージの裏側にある成分表示の「薬用成分」や「有効成分」という項目に記載されていますので、少しだけ注目してみてください。

たとえば、むし歯になりやすいと悩んでいるなら、歯を強くする「フッ素(フッ化ナトリウムなど)」は欠かせません。歯ぐきの腫れや出血が気になるなら、原因菌を殺菌する「IPMP(イソプロピルメチルフェノール)」や炎症を抑える「トラネキサム酸」といった成分が頼りになります。

以下に、主な悩みと有効成分の例をまとめました。

【むし歯予防】

<フッ素化合物>

・フッ化ナトリウム(NaF)

・モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)

・フッ化第一スズ(SnF2)

<再石灰化促進>

・ハイドロキシアパタイト(薬用ヒドロキシアパタイト)

・リン酸カルシウム

【歯周病ケア】

<殺菌成分>

・IPMP(イソプロピルメチルフェノール)

・CPC(塩化セチルピリジニウム)

・塩化ベンゼトニウム

・ラウロイルサルコシンナトリウム(LSS)

・ヒノキチオール

・クロルヘキシジン(CHX)

<抗炎症成分>

・トラネキサム酸(TXA)

・β-グリチルレチン酸

・グリチルリチン酸ジカリウム(GK2)

・ε-アミノカプロン酸

・アズレンスルホン酸ナトリウム(アズレン)

<血行促進成分>

・トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)

・塩化ナトリウム

<組織修復・活性化成分>

・アラントイン

・酵素(デキストラナーゼ・プロテアーゼなど)

【スタイン除去】

<着色汚れ除去>

・ポリリン酸ナトリウム

・ポリエチレングリコール(PEG-400、PEG-600)

・ピロリン酸ナトリウム

・ポリビニルピロリドン(PVP)

<美白促進>

・ハイドロキシアパタイト

・炭酸カルシウム(研磨成分)

・シリカ(研磨成分)

【口臭予防】

<殺菌・消臭成分>

・LSS(ラウロイルサルコシンナトリウム)

・CPC(塩化セチルピリジニウム)

・IPMP(イソプロピルメチルフェノール)

・塩化亜鉛

・銅クロロフィリンナトリウム

<消臭・抗菌>

・ゼオライト

・緑茶エキス(カテキン)

【知覚過敏】

<神経伝達抑制>

・硝酸カリウム

<象牙細管封鎖>

・乳酸アルミニウム

・塩化ストロンチウム

軸②:使用感を左右する「研磨剤」と「発泡剤」

有効成分と合わせて注目したいのが、歯磨き粉の使用感に関わる「研磨剤」と「発泡剤」です。それぞれの役割を理解すると、ご自身に合った一本がより見つけやすくなります。

「研磨剤」と聞くと、歯を削ってしまいそうで怖い、というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、研磨剤はコーヒーや紅茶、タバコのヤニといった着色汚れを落とすために必要な成分でもあるのです。

市販の歯磨き粉には、研磨剤の粒子を細かくすることで歯への負担を抑えた「低研磨タイプ」や、研磨剤を配合していない「研磨剤フリー」の製品もあります。

一方で、発砲剤は歯磨き粉の成分をお口のすみずみまで行き渡らせ、汚れを浮かせて落としやすくする働きがあります。

しかし、泡立ちが良いと短時間で「しっかり磨けた」と錯覚してしまい、磨き残しの原因になることもあります。

時間をかけてじっくり磨きたい方や磨き残しが気になる方は、泡立ちを抑えた「低発泡タイプ」や「発泡剤フリー」の製品を選ぶとよいでしょう。

軸③:毎日気持ちよく使うための「味」と「形状」

歯磨きは、言うまでもなく毎日の習慣。味が好みでなかったり、テクスチャーが苦手だったりすると、ケアがおろそかになる可能性があります。

味(フレーバー)には、定番のシャキッとするミント系から、刺激の少ないマイルドなミント、フルーツフレーバーまで、バリエーションは豊富です。

形状には、主に「ペースト」と「ジェル」の2つのタイプがあります。ペーストタイプは、泡立ちが良い製品が多いのが特徴です。ジェルタイプは、成分が歯の隅々まで行き渡りやすく、フッ素などの薬用成分をお口の中にとどめやすいという利点があります。

【お悩み別】ドラックストアで買える!歯磨き粉おすすめ10選

ここからは5つのよくあるお悩み別に、ドラッグストアで手に入るおすすめの歯磨き粉をご紹介します。

【悩み①:むし歯予防】高濃度フッ素(1450ppm)で歯質を強化

フッ素には、食事で溶けかかった歯の表面を修復する「再石灰化」を促進し、歯そのものの質を強くして酸に溶けにくい状態にする働きがあります。

現在日本で市販が認められている最大濃度の1450ppmは、むし歯リスクが高い方にとって心強い味方です。

チェックアップ スタンダード(ライオン歯科材)

低研磨・低発泡・低香味で長時間磨ける。歯科医院でも推奨されている定番商品。

クリニカアドバンテージ(ライオン)

高濃度フッ素配合でコスパ抜群。ドラッグストアで350円程度で購入可能。

【悩み②:歯周病ケア】殺菌&抗炎症の成分で歯ぐきを守る

歯周病は、歯と歯ぐきの隙間にある歯周ポケットに潜む細菌が原因で引き起こされます。そのため、原因菌を直接たたく「CPC」や「IPMP」といった殺菌成分と、すでに起きてしまった歯ぐきの炎症を鎮める「トラネキサム酸」などの抗炎症成分の、両面からのアプローチが有効でしょう。

サンスター G・U・M デンタルペーストAC(サンスター)

有効成分CPC(殺菌)、β-グリチルレチン酸(抗炎症)、ビタミンE(血行促進)と歯周病予防に必要な成分をバランスよく配合。

システマ ハグキプラス 薬用(ライオン)

トラネキサム酸(抗炎症)、IPMP(殺菌)、高濃度フッ素1450ppm配合で、歯ぐきの炎症を抑えながらむし歯予防もできるトータルケア。

【悩み③:ホワイトニング】ステイン除去成分で歯本来の白さへ

歯の黄ばみが気になるなら、「ステイン除去成分」に注目して選ぶのが正解です。ここで正直にお伝えしたいのは、市販の歯磨き粉で歯そのものの色を真っ白にすることはできない、ということです。

歯磨き粉の役割は、あくまでコーヒーやお茶などによる歯の表面に付着した「着色汚れ(ステイン)」を落とし、歯が本来持っている自然な白さに近づけること、そして新たな汚れが付くのを防ぐことです。

「ポリリン酸ナトリウム」や「ポリエチレングリコール」といった成分は、歯の表面に付いたステインを浮かせて剥がしやすくする働きがあります。

アパガード プレミオ(サンギ)

ナノ粒子ハイドロキシアパタイトがミクロの傷を埋めてステイン付着を防ぐ。研磨剤フリー。

NONIO(ノニオ)プラス ホワイトニング ハミガキ(ライオン)

イオンクレンジング処方、ポリリン酸ナトリウム配合。蓄積したステインを浮かせてブラッシングで落としやすくする。

【悩み④:口臭予防】ニオイの原因菌に直接アプローチ

自分の口臭が気になる方は、香りでごまかすのではなく、ニオイの原因に直接アプローチする歯磨き粉を選ぶことが大切です。

口臭の主な原因は、口の中にいる細菌がタンパク質を分解する際に発生するガスや、舌の表面に付着した汚れ(舌苔:ぜったい)です。そのため、ニオイの原因菌を殺菌する「LSS(ラウロイルサルコシン塩)」や「CPC」などの成分が配合されたものが効果的です。

クリーンデンタル 口臭ケア(第一三共ヘルスケア)

殺菌成分、ゼオライト(臭い吸着・除去)配合。口臭の原因菌を殺菌し、においを吸着・除去する薬用歯磨き粉。

デントヘルス 口臭ブロック(ライオン)

有効成分LSS(ラウロイルサルコシンナトリウム)、ゼオライト(臭い吸着)配合。口臭の原因菌を殺菌し、においを吸着・除去。

【悩み⑤:知覚過敏】刺激伝達をブロックし「しみる痛み」を緩和

アイスクリームや冷たい飲み物がキーンとしみる方は、知覚過敏の症状を緩和する専用の歯磨き粉を使いましょう。

知覚過敏は、歯の表面のエナメル質が削れるなどして、内側にある象牙質が露出し、そこにある無数の小さな管(象牙細管)を通じて神経に刺激が伝わることで起こります。この刺激の伝達をブロックしてくれるのが、「硝酸カリウム」などの有効成分です。

シュミテクト プラチナプロテクトEX(グラクソ・スミスクライン)

硝酸カリウム+乳酸アルミニウム配合。2種類の知覚過敏ケア成分で歯の内側と外側から知覚ルートを遮断。

GUM プロケア ハイパーセンシティブ 集中ケア(サンスター)

硝酸カリウム、乳酸アルミニウム、フッ素配合。知覚過敏症状を防ぐ2つの薬用成分を配合で、 冷たいものがしみやすい方、継続的にケアしたい方におすすめ。

歯磨き粉に関するよくある質問

ここでは、多くの人が抱く歯磨き粉に関する素朴な疑問にお答えします。知っているようで意外と知らない、豆知識を紹介します。

Q1.電動歯ブラシと相性の良い歯磨き粉ってあるの?

はい、あります。電動歯ブラシは手磨きよりも清掃効率が高く、強い研磨剤が入っていると歯の表面を傷つけてしまう可能性があるため、低研磨・研磨剤フリーがおすすめです。

Q2.高い歯磨き粉と安い歯磨き粉、値段の差はどこにあるの?

値段の差は、主に「有効成分の種類の多さや濃度」「プラスαの機能性成分の有無」によって生まれます。

ただ、必ずしも「高ければ良い」というわけではありません。たとえば、むし歯予防だけを目的とするなら、高濃度フッ素配合で手頃な価格の製品でも十分な効果が期待できます。ご自身の悩みの優先順位と、お財布とのバランスを考えて選ぶのが賢明です。

Q3.歯磨き粉はたくさんつけた方が効果ある?正しい量は?

いいえ、たくさんつければ効果が上がるわけではありません。むしろ逆効果になることもあります。正しい量は、歯ブラシの毛先の3分の1から半分程度、量にして「グリーンピース大」が目安です。

また、歯磨き後のうがいは「少量の水(大さじ1杯程度)で5秒間、1回だけ」にするのがおすすめです。これにより、フッ素が口の中に長くとどまりやすくなります。

まとめ

歯磨き粉選びは、ランキングや人気に流されるのではなく、ご自身の悩みに合った「有効成分」が配合されているかを確認することです。

むし歯予防なら「フッ素」、歯周病ケアなら「殺菌・抗炎症成分」、ホワイトニングなら「ステイン除去成分」など、目的に合った成分を選びましょう。

また、研磨剤の有無や発泡剤の量による使用感、好みの味や形状(ペーストかジェルか)といった「3つの基本軸」で選ぶことで、毎日の歯磨きがより快適で効果的なものになります。

高価だから良い、安いからダメ、というわけではありません。この記事で紹介した選び方とおすすめ商品を参考に、自分に合った一本を選び出してください。

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