2026-02-03
歯医者でマイナ保険証・資格確認書を忘れた!保険証廃止後の対処法を解説
本記事では、歯科医院でマイナ保険証や資格確認書を忘れた際の対処法、10割負担の返金手続き、2026年3月末までの暫定措置について解説します。
「あ、マイナ保険証を忘れた……」
歯科医院の受付でバッグの中をかき回し、冷や汗をかいた経験はありませんか?
2025年12月2日から、これまでの紙の健康保険証は使えなくなり、マイナンバーカード(マイナ保険証)か資格確認書を提示しなければなりません。
「忘れたら受診できないの?」
「その場で全額自己負担になるの?」
「後からお金は戻ってくる?」
制度が変わったばかりで、このような不安を感じている方も多いはずです。
結論から言うと、マイナ保険証を忘れても受診自体は可能ですが、一時的に窓口で10割負担(全額自己負担)を求められる可能性があります。ただし、適切な手続きを踏めば後日返金を受けることができます。
そこで本記事では、もしもの時の対処法や返金の手順について解説します。
2025年12月2日から従来の保険証は使えません

まず、現在の状況を整理しておきましょう。
2024年12月2日、従来の健康保険証の新規発行が停止されました。そして2025年12月2日からは、手元にある保険証も使えなくなっています。
現在、歯科医院などの医療機関で利用できるのは、以下の2種類のみです。
1.マイナ保険証:保険証利用登録を済ませたマイナンバーカード
2.資格確認書:マイナンバーカードを持っていない方などに発行される書類
「マイナ保険証って何?」という方のために説明すると、これはマイナンバーカードに保険証の機能を登録したものです。カード自体が保険証になるわけではなく、利用登録という手続きが必要になります。
一方、資格確認書は、マイナンバーカードを持っていない方や利用登録をしていない方に向けて発行される書類です。従来の保険証とほぼ同じ役割を果たしますが、有効期限が最長1年で更新が必要という点が異なります。
資格確認書は、加入している保険者に申請することで発行してもらえます。
会社員の方は勤務先の健康保険組合や協会けんぽ、自営業や無職の方は市区町村の国民健康保険窓口が申請先です。
申請に必要な書類は保険者によって異なりますが、身分証明書と保険者番号がわかるものがあれば対応できる場合が多いです。
保険者によっては即日発行してくれることもありますが、郵送の場合は1週間ほどかかることも。急ぎの場合は窓口で相談してみてください。
マイナ保険証や資格確認書を忘れても歯医者を受診できる?

結論から言うと、マイナ保険証や資格確認書を忘れても歯医者を受診することは可能です。ただし、対応は通常とは異なります。
2026年3月31日までは暫定措置が設けられており、医療機関側で保険資格が確認できれば保険適用で診療を受けられます。
ただ、どうしてもその場で資格が確認できない場合には、一時的に「全額自己負担(10割負担)」をお願いされる可能性があります。
| ———————————————————————————————————— 2026年3月31日までの暫定措置とは医療機関には「オンライン資格確認」というシステムが導入されています。これは患者さんの保険資格を確認できる仕組みです。2026年3月末までは、従来の保険証で登録された情報がこのシステムに残っているため、マイナ保険証を忘れても資格確認ができる場合があります。 特に、以前から通っている歯医者さんであれば、データがすでに登録されているため、スムーズに対応してもらえる可能性が高いでしょう。 ただし、暫定措置は2026年4月以降は終了します。それ以降はマイナ保険証か資格確認書がなければ、保険適用での受診が難しくなると考えておくべきでしょう。 |
お子さんのマイナ保険証や資格確認書を忘れてしまった場合も、基本的には大人と同じ対応になります。一時的に10割負担となり、後日持参すれば返金を受けられます。
2026年3月末までの暫定措置も同様に適用されます。お子さんが以前その歯科医院を受診したことがあれば、オンライン資格確認で保険資格を確認できる可能性が高いでしょう。
マイナ保険証や資格確認書を忘れても後日持参すれば返金してもらえる

10割負担で支払った場合でも、後日マイナ保険証や資格確認書を持参すれば差額を返金してもらえます。
返金を受けるために必要なものは次のとおりです。
・マイナ保険証または資格確認書
・診療報酬明細書
・領収書
領収書は財布のポケットに入れたまま洗濯機へ…なんてことになりがちです。帰宅したらすぐに専用の場所に保管することをおすすめします。
返金の期限と注意点
返金には期限があります。基本的には診療を受けた月の末日までに手続きするのが望ましいです。
なぜかというと、医療機関は毎月、保険者に診療報酬を請求します。月をまたいでしまうと場合によっては医療機関での返金ができないことがあります。
この場合は、自分で加入している保険者(健康保険組合や協会けんぽ、市区町村の国保窓口など)に「療養費支給申請」を行う必要があります。
また、返金方法は医院によって異なります。現金での返金、銀行振込、次回診療時の相殺など、対応はさまざま。最初の電話連絡の際に確認しておくとスムーズです。
マイナンバーカードを持っているが利用登録していない場合

マイナンバーカードは持っているけど、保険証として使う登録をしていない。実は、こういう方もいるでしょう。利用登録はとても簡単で、3つの方法があります。
・マイナポータルで登録:スマートフォンやパソコンから「マイナポータル」にアクセスし、「健康保険証利用登録」を選択するだけ。マイナンバーカードとカード読み取り対応のスマホがあれば、5分もかかりません。
・医療機関で登録:顔認証付きカードリーダーが設置されている医療機関であれば、受診時にその場で登録できます。受付のスタッフに「利用登録をしたい」と伝えてください。
・セブン銀行ATMで登録:全国のセブン銀行ATMでも登録手続きが可能です。画面の指示に従って操作するだけなので、コンビニに立ち寄ったついでに済ませられます。
登録はすぐに反映されることがほとんどです。マイナポータルで登録した場合、数分後にはマイナ保険証として使えるようになります。とはいえ、システムの反映タイミングによっては、直後の受診で読み取りがうまくいかないケースもゼロではありません。
念には念を入れて、登録完了後は翌日以降に受診するのが安心です。
歯医者でマイナ保険証を使う方法

歯科医院でマイナ保険証を使うとき、戸惑う方も少なくありません。簡単に流れを説明しますね。
受付に設置されている顔認証付きカードリーダーにマイナンバーカードを置きます。画面の指示に従い、本人確認方法を選択。顔認証か4桁の暗証番号入力、どちらかを選べます。顔認証なら、カメラに顔を向けるだけで完了です。
その後、薬剤情報や特定健診情報の提供に同意するかどうかを選択する画面が出ます。これに同意すると、医師が過去の情報を参照でき、適切な診療につながります。
まとめ
2025年12月以降、歯科医院の受診には「マイナ保険証」または「資格確認書」が欠かせません。もし忘れてしまった場合でも受診は可能ですが、一時的に全額自己負担となる可能性があることを覚えておきましょう。
万が一、10割負担で支払った場合でも、受診した月の末日までにマイナ保険証を持参すればスムーズに返金を受けられます。
マイナンバーカードを持っていても利用登録が済んでいない方は、スマートフォンのマイナポータルやセブン銀行ATMで事前に登録を済ませておくと安心です。
制度の変更に戸惑うこともあるかもしれませんが、早めに準備を整え、スムーズに歯科治療を受けられるようにしましょう。












