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2026-08-20

インプラント治療の流れを7ステップで解説

「インプラント治療ってどんな流れで進むの?期間はどのくらいかかる?」

「1回法や2回法って何が違うの?」

このような疑問はありませんか?

インプラント治療とは、失った歯の代わりにチタン製の人工歯根(インプラント体)をあごの骨に埋め込み、その上に人工歯を被せる治療法です。しかし、手術を伴うため、具体的な手順や期間が分からず不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、インプラント治療の流れを7つのステップに分けて解説します。各ステップの期間の目安から、事前治療の重要性、1回法・2回法の違いまでまとめていますので、治療を検討中の方はぜひ参考にしてください。

インプラント治療とは?

インプラント治療は、失った歯の機能と見た目を回復するために、あごの骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。入れ歯のように取り外す必要がなく、ブリッジのように隣の健康な歯を削る必要もありません。残っている歯に負担をかけずに失った歯を補えます。

インプラントは以下の3つのパーツで成り立っています。

  • ・インプラント体(人工歯根)
  • ・アバットメント(インプラント体と人工歯をつなぐ連結部)
  • ・上部構造(人工歯)

 

人工歯根の素材には、人工関節などにも用いられるチタンが使われています。チタンは骨と結合しやすい性質(オッセオインテグレーション)をもち、体への負担が小さいため、歯科インプラントの素材として広く採用されています。

インプラント治療の流れ7ステップ

まずは全体像をつかんでおきましょう。治療は大きく分けると、次の7ステップで進みます。

事前治療が不要なケースでは、初回相談から人工歯の装着までおおむね3〜6ヶ月。骨造成などが必要な場合はさらに数ヶ月加わることもあります。

ステップ①|カウンセリング(初回相談)

インプラント治療はカウンセリングからはじまります。歯の状態を大まかに確認しながら、悩みや希望をじっくり聞く時間をとります。「カウンセリング=手術の決定」ではありませんので、気軽に相談する場だと考えてください。

歯科医師からは、口腔内の困りごとに加えて、持病や服用中の薬、喫煙の有無などを聞かれます。一方、こちらからも遠慮なく質問しても大丈夫です。たとえば「費用の総額はどのくらいか」「治療にはどれくらいの期間がかかるか」「痛みへの対処はどうなっているか」「入れ歯やブリッジと比べたメリット・デメリットは何か」など、気になることをメモにまとめてから行くとスムーズでしょう。

ステップ②|精密検査

カウンセリングの次は、治療計画を立てるための精密検査です。歯科用CTを使って、あごの骨の厚み・高さ・密度を立体的に把握します

検査ではCTのほかにも、歯周病やむし歯の有無、噛み合わせの状態、口腔内の写真撮影や歯型の採取などが行われます。

ステップ③|治療計画の説明

検査結果がそろったら、歯科医師から治療プランの説明があります。ここで初めて、費用や治療期間が確定します。

確認しておきたいポイントは主に5つ。

  • ・埋入する本数と位置
  • ・手術方法(1回法か2回法か)
  • ・骨造成の必要性
  • ・治療期間の見通し
  • ・費用の総額と内訳

 

費用については、検査費・手術費・人工歯代・メンテナンス費まで含めた総額を尋ねておくと安心でしょう。1本あたりの相場は30〜50万円程度が目安(2026年9月現在)ですが、骨造成の有無やかぶせ物の素材によって変動します。

なお、この段階で「納得してから次のステップに進む」のが基本です。説明を聞いたその日に即手術、ということは通常ありません。

ステップ④|事前治療

手術の前に、口の中の環境を整える工程です。全ステップの中で個人差が大きく、不要な方もいれば6ヶ月ほどかかる方もいます

まず重要なのが歯周病治療です。歯周病が進行したまま手術を行うと、細菌感染のリスクが高まり、将来的にインプラント周囲炎を引き起こしかねません。むし歯がある場合も、このタイミングであわせて治療しておきます。

また、あごの骨が薄い・低いと診断された場合には、骨造成が行われます。これは自分の骨や人工の骨補填材を用いてあごの骨のボリュームを補う処置で、骨がインプラント体をしっかり支えられる状態を作るために欠かせない工程です。骨造成を行った場合、骨が十分に成熟するまでに数ヶ月かかることもあります。

ステップ⑤|インプラント埋入手術

当日の流れを順を追って見ていきましょう。

まず局所麻酔をかけます。歯の治療でおなじみの麻酔と同じものなので、術中の痛みはほぼ感じません。

麻酔が効いた状態で歯ぐきを切開し、専用のドリルであごの骨に小さな穴をあけて人工歯根を埋入します。2回法の場合はここで歯ぐきを縫合して完了です。1回法の場合はアバットメントまで同日に装着します。手術方法の詳しい違いは、後ほど「1回法と2回法の違い」で解説します。

1本あたりの処置時間は30〜60分程度。入院の必要はなく、日帰りで済みます

ステップ⑥|治癒期間

手術が終わっても、すぐに歯が入るわけではありません。埋め込んだ人工歯根があごの骨としっかり結合するのを待つ治癒期間が必要です。

目安は下あごで約2〜3ヶ月、上あごで約3〜6ヶ月。上あごのほうが長いのは、骨の密度がやや低い傾向があるためです。通院も経過観察が1〜2回程度で、普段どおりの生活を送れます。

ステップ⑦|人工歯の装着とメンテナンス開始

いよいよ最終段階です。2回法の場合、まず歯ぐきを小さく切開してアバットメントを取りつける二次手術を行います。そのあと型取りをし、噛み合わせや周囲の歯との色味を合わせながら、オーダーメイドの人工歯を製作します。完成品を装着すれば、治療自体はひとまず完了です。通院回数は2〜3回が目安でしょう。

ただし、ここがゴールではありません。インプラントは天然の歯と比べて細菌への抵抗力がやや低い構造のため、放っておくとインプラント周囲炎を招く恐れがあります。3〜6ヶ月に一度の定期検診で、噛み合わせの確認やクリーニング、炎症の早期チェックを受けることが大切です。

「1回法」と「2回法」の違いは?

埋入手術には「1回法」と「2回法」の2種類があり、どちらを選ぶかはあごの骨の状態や全身の健康状態によって決まります。

1回法は手術が1回で済み身体の負担が少ない

1回法は、人工歯根の埋入とアバットメントの装着を同日に行います。歯ぐきの切開が1度で済むため、身体的な負担が少なく、治療期間も短縮できます。

ただし、この方法はあごの骨の状態が十分にしっかりしていることが条件です。骨量が不足している場合や感染リスクが高い場合には、適用できないこともあります。

2回法は感染リスクを抑えて定着させる

2回法は、まず人工歯根を埋入したあと歯ぐきを完全に閉じて縫合し、骨としっかり結合してから、改めて歯ぐきを開いてアバットメントを装着します。人工歯根が骨の中で外部の細菌にさらされない状態であるため、感染リスクを低く抑えられるのが利点です。

骨との結合が確認できたら、改めて歯ぐきを小さく切開してアバットメントを装着する二次手術を行います。手術が2回必要になるぶん期間はかかりますが、骨造成を行った方や全身疾患のある方には、この方法が選ばれることが多いでしょう。

まとめ

インプラント治療は、カウンセリングから精密検査、事前治療、埋入手術、治癒期間を経て人工歯を装着するというステップで進みます。

手術は局所麻酔のもと日帰りで行え、1本あたり30〜60分程度で完了するため、イメージほどハードルの高いものではありません。

あごの骨の状態によっては骨造成などの事前治療で期間が延びるケースや、1回法・2回法のどちらが適しているかも一人ひとり異なります。

そのため、精密検査と治療計画の段階で費用・期間・手術方法について十分に確認し、納得したうえで進めることが大切です。

まずは気軽に初回カウンセリングを利用し、信頼できるドクターと一緒に自分に合った治療計画を見つけていきましょう。

インプラント治療にご興味のある方や、自分に合った治療法を知りたい方は、ぜひ一度厚誠会歯科新百合ヶ丘にご相談ください。患者さま一人ひとりのお悩みやあごの骨の状態に合わせて、最適な治療プランをご提案いたします。お気軽にお問い合わせください。

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